福祉教養科では家庭・福祉の知識や技術を基礎から学び、様々な体験や実習を通して「思いやりの心を
育む」学びをしています。
専門教科では、福祉や介護現場で活躍されている方々を講師として招き、授業を展開しています。
今年度の主な授業や活動の様子をご覧ください。
令和7年度 福祉教養科出前講座
12月5日(金)、福祉教養科出前講座が行われました。
今回は、富山短期大学健康福祉学科の井上理絵先生を講師にお迎えし、「認知症の人も笑顔になる『タクティールケア』」の講座を受けました。最初に認知症の概要とタクティールケアの効果についてお話をお聞きし、その後2人組になってタクティールケアを行いました。
認知症は脳の機能を低下させる病気です。発症すると記憶と他の認知機能が低下し、人によっては人柄が変わってしまったり、意欲がなくなるなど日常生活に支障をきたすようになります。その他、不安感、イライラが生じるなど、様々な症状が出てくることが分かりました。
また、タクティールケアを行うと、安心や信頼を感じるホルモンである「オキシトシン」が分泌され、不安や興奮、痛みといった感情が緩和されることも学びました。実際に背中をゆっくりさすられると、リラックスして穏やかな気持ちになりました。特に会話はなくても、丁寧にさすることで、「気持ちよくなってほしい」、「あなたのことを大事に思っています」というメッセージを伝えることも可能なようです。
ぜひ、生徒たちには今後の日常生活に役立てて欲しいと思います。

令和7年度 第3回合同HR
11月7日(金)、第3回福祉教養科合同HRが行われました。
今回は新川老人福祉会 グループホームしんきろうハウスさんに伺いました。自己紹介の後、来年の干支である午(うま)の折り紙作品をお渡し、利用者さんと一緒にレクリエーションをして楽しみました。
レクリエーションでは、準備体操の「幸せなら手をたたこう」、「新聞ボール転がし」、「音楽に合わせた体操」を行いました。
「新聞転がしゲーム」では、2つのチームに分かれ、新聞紙で作ったボールを転がして的に入れ、点数を競いました。ボールを転がす回数が増えるにつれて利用者さんの笑顔が増え、とても和やかな雰囲気で楽しむことができました。
最後に「365歩のマーチ」などの音楽に合わせて体操を行いました。
利用者さんからの温かい言葉をいただき、思い出に残る交流会になりました。

令和7年度 第2回合同HR
7月4日(金)、第2回福祉教養科合同HRが行われました。
今回は魚津市にあるわかくさ作業所さんを訪問し、当日実施された「ミニ運動会」での競技補助をしました。みなさんでラジオ体操をした後、「玉入れ」、「お玉レース」、「お菓子取りレース」を行いました。会場の魚津市障害者交流センターに到着した際は、慣れない場所に戸惑いましたが、競技が進行するにつれ、率先して動けるようになりました。
最後に2年次のライフデザインの授業で制作したバルーンアートをプレゼントして帰ってきました。これは、利用者のみなさんに喜んでもらえるように制作したものです。後期に本校で行われる新川キャンパスフェスティバルでは、わかくさ作業所さんと福祉教養科が協力して出店する予定です。是非、たくさんの方に足を運んでいただければ嬉しいです。


令和7年度 第1回合同HR
5月30日(金)、今年度初めてとなる福祉教養科合同HRが行われました。
まず、3年次の先輩から家庭クラブ活動について説明があり、来月の特別養護老人ホーム新川ヴィーラ訪問の活動計画を共有しました。また、夏に予定されている福祉体験・福祉体験学習の概要や、福祉教養科独自の自己評価表の活用方法について説明を受け、生徒たちは自身の1年間の目標を具体的に立てることができました。
その後、正門にてマリーゴールドの種まきをしました。上級生と下級生が協力し合いながら作業を行うことで、生徒同士の親睦が深まりました。満開の花々が、学校を鮮やかに彩る日が楽しみです。

